1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07555364
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Section | 試験 |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
垣野 義昭 京都大学, 工学研究科, 教授 (00026204)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 彰彦 三菱重工業(株), 京都精機製作所工作機械設計部, 課長
苅田 充二 神鋼電機(株), 開発本部, 次長
松原 厚 京都大学, 工学研究科, 助手 (80243054)
井原 之敏 京都大学, 工学研究科, 助手 (90213199)
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Keywords | リニアモータ / 工作機械 / 送り駆動系 / 高速送り / 高加速度 / サーボ特性 |
Research Abstract |
(1)高速・高精度・高ゲインリニアモータ送り系の切削性能評価 前年度に製作されたテストスタンドを立型マシニングセンタのテーブル上に設置して,アルミニウム合金と鋳鉄製の被削材をドリル加工,フライス加工,エンドミル加工して,その切削性能試験を行った.その結果,仕上げ面あらさ,うねり,段差,位置精度などにおいて,通常のボールねじ駆動の場合とほとんど同じ結果が得られ,とくに大きな問題わないことが分かった.ただし,これらの試験は1軸のみ,リニアモータ送り系を用いた結果であり,最終的には3軸ともリニアモータ送り系を用いて試験する必要がある. (2)リニアモータ送り系の耐久試験 前年度に試作されたテストスタンドの2,000時間の高加速度(1.0G),高速(平均速度30m/min)耐久試験を行って,各部の耐久性について調べた.その結果,リニアモータの1次側と2次側の間隔を一定に保持する為に使用したリニアボールガイドの摩耗が大きかったことを除けば,大きな問題は生じていず,テストスタンドに用いた構造で十分な耐久性があることが分かった.リニアボールガイドの大きな摩耗の原因はアライメント不良のために生じたものと思われる.
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