1995 Fiscal Year Annual Research Report
ラップ接着された円筒体の合理的設計法の開発に関する研究
Project/Area Number |
07555437
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
三上 隆 北海道大学, 工学部, 教授 (00002303)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
能登谷 勇人 北電興業, 技術部, 係長
佐藤 昌志 北海道開発局, 開発土木研究所, 室長
佐々木 康彦 北海道大学, 工学部, 助手 (10125320)
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Keywords | ラップ接着 / 円筒体 / 応力解析 / 粘弾性解析 |
Research Abstract |
平成7年度は,ラップ接着された円筒殻に対して以下の研究を行った。 [解析手法の確立] ・接着層の離散化のための特別な有限要素を開発した。この要素は三次元弾性理論に立脚し,応力-ひずみ関係式に合理的な近似を導入して得られたもので,その数値解は薄い円筒殻理論によるReisserらの結果と良い一致を示す。 [線形弾性解析]:同種・異種材料の被着体の接着層内の応力分布特性の検討を行い,以下の点が明らかになった。 ・接着層における応力(半径方向応力とせん断応力)の最大値は,荷重載荷側の接着層の端で発生し,被着体の弾性係数が小さい場合,接着層の弾性係数が大きい場合,薄い円筒体の場合,および被着体の厚さが異なる場合に大きくなる。 [線形粘弾性解析]:被着体を弾性体,接着層を4要素モデルの線形粘弾性体と仮定し,接着層内部の応力分布特性の検討を行い,以下の点が明らかになった。 ・応力(半径方向応力とせん断応力)の減衰は,被着体の剛性の大きさに大きく依存し,その程度は被着体の剛性が大きい程小さい。 ・半径方向応力の減衰は,せん断応力のそれより大きい。
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