1995 Fiscal Year Annual Research Report
任意深さ位置のコンクリート強度評価手法に関する研究
Project/Area Number |
07555470
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | Hachinohe Institute of Technology |
Principal Investigator |
月永 洋一 八戸工業大学, 工学部, 助教授 (60124898)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土門 勝司 ショーボンド建設(株), エンジニアリング本部, 部長(研究職)
庄谷 征美 八戸工業大学, 工学部, 教授 (80006684)
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Keywords | 非破壊試験 / 強度 / 劣化 / 品質管理 / 維持管理 / プルオフ法 |
Research Abstract |
1.試験方法確率に関する検討 (1)試験値の変動係数は平均的にみると15%程度であるが、表面からの深さ、接着鋼片の直径、骨材最大寸法により異なり、接着鋼片の直径は骨材最大寸法の3倍以上とする必要がある。 (2)含水率が60%〜80%程度であれば、試験値に及ぼす影響は小さい。 (3)試験値は、水セメント比、養生方法、材齢、セメント種類による品質変化を良く反映する。 (4)試験値は、圧縮強度、引張強度と高い相関を示すが、表面からの深さによって対応関係は異なる。 (5)試験値は、反発度、音速、ピン貫入深さと高い相関を示すが、表面からの深さによって対応関係は異なる。 (6)FEM解析による破壊機構の理論的検討は、現在進行中である。 2.各種コンクリートへの適用 (1)本試験は、低・高強度・軽量コンクリートへ適用した場合の強度変化を良く反映する。 (2)本試験は、透水シート使用による表層部の緻密化を良く反映する。 3.劣化判定への適用 (1)本試験は、凍害による劣化深さを強度面から判定できる。 (2)アルカリ骨材反応および火害を受けたコンクリートへの適用は、現在実験を継続中である。 4.平成7年度の研究成果のまとめおよび発表 平成7年度の研究成果をまとめ、成果の一部を発表した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Y. Tsukinaga: "Improvement in Concrete Performance and Durability Using Permeable Sheet" American Concrete Institute Publication SP-154. 279-299 (1995)
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[Publications] Y. Tsukinaga: "Assessment of Frost Damage of Concrete and Its Repair Technique" Proc. of International Conference on Concrete Under Severe Conditions. vol. 2. 1067-1076 (1995)