1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07555545
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Research Institution | NAGOYA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
松田 仁樹 名古屋大学, 工学部, 助教授 (80115633)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 幸雄 真空理工(株), 分析グループ技術課, 主任研究員
武田 詔平 北海道工業技術研究所, 主任研究員
渡辺 藤雄 名古屋大学, 工学部, 助手 (70109312)
板谷 義紀 名古屋大学, 工学部, 助手 (50176278)
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Keywords | 熱重量分析 / 高温 / 高圧 / 固・気化学反応 |
Research Abstract |
エネルギー、環境さらには材料開発などの研究のブレークスルーが高温・高圧下での反応工学、反応プロセスの導入により達成される可能性が高い。このため、高温かつ高圧という厳しい制約条件を満たす精度の高い信頼性のある反応速度測定手法を確立することが急務となっている。そこで、本研究では高温・加圧型熱天秤装置を試作し、その測定法を確立することを最終目的とし、本年度は前年度の研究を一歩進めて、試作装置の測定データの一般性、普遍性確かめ実用機器として位置づけを明確にするため、測定上の問題となる凝縮性、腐食性ガスが関与する固・気高温化学反応の熱重量分析を常温〜1200℃、常圧〜10気圧程度の条件下で測定し、その測定限界条件の検討を行い、さらに広範囲測定を可能とするアドバンスト型熱重量分析装置の設計指針を得た。具体的には以下の2項目の結果を得た。 1)凝縮性、腐食ガスが関与する固・気高温化学反応としてCaO/CO2/CaCO3、CaO/SO2/CaSO4、CaO/HCl/CaCl2系を例とし、常温〜1200℃、常圧〜10気圧の広範囲条件下て熱重量分析を行い、常圧熱天秤など既往の装置の結果との比較により、本装置の信頼性が評価された。また、各反応測定限界が明らかとなった。 2)前年度および上記1)の結果の総合的検討を行った結果、広範囲測定を可能とするアドバンスト型熱重量分析装置の設計基準が確立された。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] "T.Shibata et al" Study of Adsorptivity of Adsorbents under High temperature and Pressure for Inorganic Oxide-CO2 Chemical Heat Pump. Journal of Chemical Engineering of Japan. 1996 (29・5)
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[Publications] "T.Shibata et al" Study of Adsorptivity of Adsorbents under High temperature and Pressure for Inorganic Oxide-CO2 Chemical Heat Pump. Journal of Chemical Engineering of Japan. 1996 (29・5)830-835: