1995 Fiscal Year Annual Research Report
糸状菌由来のキチナーゼ遺伝子の導入による菌類感染に耐性な実用植物の作出
Project/Area Number |
07556021
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高木 正道 東京大学, 農学部, 教授 (50018339)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺川 輝彦 北興化学(株), 開発研究所, 研究員
小池 勝 北興化学(株), 開発研究所, 主任研究員
原田 聡 カゴメ(株), 総合研究所, 研究員
田中 宥司 カゴメ(株), 総合研究所, 主任研究員
堀内 裕之 東京大学, 農学部, 助手 (00209280)
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Keywords | Rhizopus / キチナーゼ / 芝 / トマト |
Research Abstract |
実用植物への形質転換はAgrobacter tumefacienceを用いた系を用いることができないためタバコにおいてRhizopus oligosporusのキチナーゼ遺伝子(chil)を発現させ有害糸状菌耐性植物を作製した際に用いた形質転換用ベクターを用いることができないため、まず東京大学グループにおいてchilのオープンリーディングフレーム部分をイントロンを除いた形でカリフラワーモザイクウィルス(CaMV)の35Sプロモーターの下流に繋ぎ、さらにchilの下流にノパリン合成酵素のタ-ミネーターを繋いだベクターを作製した。これを北興科学グループ、カゴメグループ引き渡した。北興化学グループではEscherichia coliのハイグロマイシン耐性遺伝子をマーカーとしたベクターとのco-transformation法で実用の芝に形質転換を行い形質転換体を得ている。これらの形質転換体のカルスから東京大学において全DNAを抽出しサザン解析を行ったところ目的のDNAの導入を確認した。現在、北興化学グループにおいてこれらのカルスから芝の再生をこころみているところである。またカゴメグループにおいても現在、上記のベクターを用いて実用のトマトに対して形質転換を試みているところである。また他のグループとの共同実験においてchilを実用の稲に導入することも行っており形質転換体も得、実際の稲にまでの再生を現在試みている。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 本山高幸 他: "The Aspergillus nidulans chsD gene encodes a chitin synthase which has a redundunt function with the chsA gene product in conidiophore formation" Mol. Gen. Genet.(印刷中).
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[Publications] 堀内裕之 他: "Cloning of Rhizopus niveus pyr4 gene and its use for transformation of Rhizopus delemar" Curr. Genet.27. 472-478 (1995)
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[Publications] 高谷直樹 他: "Analysis of the 3-phosphoglycerate Kinase 2 promoter in Rhizopus niveus" Gene. 152. 121-125 (1995)
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[Publications] 高谷直樹 他: "Cloning and characterization the Rhizopus niveus leu1 gene and its use for homologous transformation" Biosci. Biotech. Biochem.60. 448-452 (1996)