1995 Fiscal Year Annual Research Report
光環境制御による太陽-人工光併用型温室の省エネと高効率利用に関する研究
Project/Area Number |
07556109
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
石井 征亜 岐阜大学, 農学部, 教授 (40021711)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神野 浩司 岐阜県農業総合研究所, 野菜果樹部, 技師
羽賀 豊 岐阜県農業総合研究所, 野菜果樹部, 主任技師
松井 鋳一郎 岐阜大学, 農学部, 教授 (30023451)
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Keywords | 人工光光質・光量制御システム / ホウレン草生育 / 前半・後半補光 / ナトリウムランプ / 水銀ランプ |
Research Abstract |
梅雨期及び秋〜冬期の日照不足時(曇天時)に、ホウレン草(品種:おかめ)の光合成飽和点を250μmol/m^2/Sとして設定し、太陽光量の不足分をNa灯とHg灯を用いたツインランプにより、光質・光量のフィード・バツク制御方法のシステム及びソフトを作成し、日の出前1時間から13時間補光を行った結果、以下のような成果であった。 1、補光制御システム製作により、10種類のR/B(赤/青)比の光質制御と省エネ方法が可能となった。 (1)Na灯のみの8種類の光量制御 (2)Hg灯のみの8種類の光量制御 (3)Na灯とHg灯の混合光により81種類の光質変更 (4)Na灯、Hg灯ともに50%以下の光量制御が不可能であったが、25〜100%制御を可能 (5)光質制御用にランプ数を半分とすることが可能 2、ホウレン草の生育結果、日の出前1時間のHg灯(青色)補光後、Na灯切り替え補光により生育は良好であった。 3、R/B=3での生育期間4週間のうち、2週間の前半補光、後半補光、全期間補光、無補光区の生育結果、生体重の指数表示で、全期間補光(100)〉前半補光(66)〉後半補光(54)〉無補光(37)の割合となり、乾物重で100〉76〉54〉45であり、前半補光は後半補光よりも省エネにして効果的であった。
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Research Products
(1 results)