1996 Fiscal Year Annual Research Report
DNAマーカーを利用したイネの効率的育種技術の開発
Project/Area Number |
07556133
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Section | 試験 |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
岩田 伸夫 九州大学, 農学部, 教授 (50038204)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 淳 九州大学, 農学部, 助教授 (00182816)
尾形 武文 福岡県農業総合試験場, 農産研究所, 研究員
福田 善通 北陸農業試験場, 作物開発部, 研究員
矢野 昌裕 農業生物資源研究所, ゲノム研究チーム, 研究員
長峰 司 農業生物資源研究所, 遺伝資源第二部, 研究員
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Keywords | イネ / QTL分析 / 組換自殖系統 / RFLPマーカー / 育種法 / 世代促進 / RAPDマーカー / 集団 |
Research Abstract |
本研究では,(1)組換自殖系統と戻し交配後代を用いた有用農業計量形質の解析,(2)イネ育種法の評価と再構築の2つの課題を企画した.課題ごとに平成8年度の結果の概要を述べる. (1)組換自殖系統と戻し交配後代を用いた有用農業計量形質の解析 組換自殖系統を用いた有用農業計量形質の解析:根の太さ,食味関連形質のQTL分析を行い,それぞれの関与染色体領域を決定した. 戻し交配後代を用いた有用農業計量形質の解析:組換自殖系統をベースに戻し交配を行い,関与領域を残した同質遺伝子系統の作出を進めた.出穂期に関しては染色体8のQTLとRFLPマーカーとの連鎖分析を行った. (2)イネ育種法の評価と再構築 沖縄世代促進集団の分析:あそみのり/IR24の集団を沖縄で世代促進し,F5まで進め,遺伝子型を調査し,組換自殖系統のそれと比較する.本年は簡易検出用のRAPDマーカーの策定を行うとともに,組換自殖系統を沖縄で栽培し,出穂期,稈長等の自然選抜に関わる形質のQTL分析を行った. 北陸世代促進集団の分析:アキヒカリ/密陽23号の集団を世代促進でF5まで進め,遺伝子型を調査し,組換自殖系統のそれと比較する.本年はF5を育成し,サンプリングを行った. 九州,北陸集団の分析:九州大学および北陸農試の2ヶ所でアキヒカリ/密陽23号の集団をF2からF4まで,苗放置栽培で養成し,2ヶ所におけるF3からF5までの各集団の遺伝子型の推移を調査して,各世代の遺伝的固定度,環境の影響を受けやすい染色体領域等を評価する.本年はF5を育成した.
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Research Products
(1 results)