1995 Fiscal Year Annual Research Report
脂肪肝の発症病理と治療-リソソーム酸性リパーゼに関する研究
Project/Area Number |
07557050
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | 福井医科大学 |
Principal Investigator |
栗山 勝 福井医科大学, 医学部, 教授 (80107870)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東 健 福井医科大学, 医学部・附属病院, 講師 (60221040)
吉田 浩己 鹿児島大学, 医学部, 教授 (90036476)
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Keywords | リソソーム / 酸性リパーゼ / Wolman病 / コレステロール・エステル蓄積症 / 脂肪肝 / 遺伝子治療 |
Research Abstract |
本研究は4つのプロジェクトごとに進行中であるが、そのうちリソソーム酸性リパーゼ(LAL)欠損ラットの肝臓の病理研究プロジェクトの形態学的検討はほぼ終了した。蓄積した脂肪滴は一層の膜におおわれたリソソームと思われる内部に認められた。しかしながら、ゴルジ装置近傍にも多数を認められ、リポ蛋白の合成分泌障害も推定された。また、TGは主として肝実質細胞内、CEは主としてクッパー細胞内に蓄積していた(投稿準備中)。ラットLAL cDNAをクローニングし、本欠損ラットの遺伝子変異を同定した(J. Lipid Res. 1995)。また、ヒトWolman病の1家系で、LAL上の遺伝子変異を同定した(Human Mutation, in press, 1996)。治療プロジェクトのうち、遺伝子治療に関しては、リン酸カルシウム法によりラットLAL cDNAのLAL欠損ラット線維芽細胞への導入実験を行った。ネオマイシン耐性遺伝子で選択し13個のクローンを得ることができた。各々のクローンの酵素活性を検討中である。また、retrovirusベクターに関しても同様実験を行っている。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] H. Nakagawa: "Cloning of rat lysosomal acid lipase cDNA and identification of the mutation in the rat model of Wolman's disease" J. Lipid Res.36. 2212-2218 (1995)
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[Publications] J. Fujiyama: "A new mutation of lysosomal acid lipase gene in a Japanese patient with Wolman disease" Human Mutation. (in press).