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1995 Fiscal Year Annual Research Report

膜性骨の特異的エイジングを基礎とする顎顔面骨骨延長装置の開発

Research Project

Project/Area Number 07557082
Research Category

Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

高戸 毅  東京大学, 医学部(病), 助教授 (90171454)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坂本 泰宏  東京大学, 医学部(病), 助手 (00235194)
米原 啓之  東京大学, 医学部(病), 助手 (00251299)
須佐美 隆史  東京大学, 保健管理センター・医学部, 講師 (80179184)
Keywords膜性骨 / 特異的エイジング / 骨延長 / 顎顔面外科学
Research Abstract

顎顔面外科学は、顎顔面骨の外科学といっても過言ではないほど骨との関わりは深い。顎顔面骨は膜性骨をその構成主体としているが、その基礎的解明が遅れているため、長管骨に準じて治療が行われているのが現状である。我々は、膜性骨の特異的エイジングに焦点を絞り、その基礎的機構の解明を進めている。
我々の研究目的は生体の本来持つ機能を用いていかに顎骨の成長促進をもたらすか、すなわち骨移植のように他部位を侵襲することなく、骨延長をもって骨欠損の自己修復を計ることにあり、その特色は、膜性骨のエイジングに関する基礎的研究を基盤にし、かつ従来の外科領域の範疇にない歯科領域の治療法、材料のを駆使し、顎顔面という境界領域において統合プロジェクトチームを組んで研究を行っている点にある。
1.膜性骨骨修復機構の基礎的解明(1).膜性骨に対する.骨形成因子の作用機序について;我々はインシュリン等の骨形成因子において、その膜性骨に対する骨形成作用について検討を加えてきた。骨欠損修復作用のやや劣ると思われる膜性骨において、これらの薬剤は骨形成効果を持つことが明らかになった。これらの薬剤が長管骨と同様の作用機序をもって骨組織に働いているかという点に関し、現在さらに検討を加えている。(2)膜性骨に出現する軟骨の機能について;骨欠損部位に出現する軟骨において内軟骨内骨化と同様の機序が働く可能性につき検討した。2.骨延長部位への局所投与法の開発:現在、認可された生体材料と骨形成因子を混合し骨欠損部位に投与する方法について、最適比、投与量等の検討を行っている。3.口腔内骨延長装置の開発:歯科矯正用のバネ応力を骨延長へ利用する。動物実験においてバネ応力を用いた場合とネジによる持続的応力を用いた場合で骨延長作用の違いを比較した。現在その結果を解析中である。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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