1995 Fiscal Year Annual Research Report
ナノスケール蛍光プローブマニピュレート顕微鏡の開発
Project/Area Number |
07557144
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | Japan Advanced Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
高橋 哲郎 北陸先端科学技術大学院大学, 材料科学研究科, 助教授 (90133769)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長村 俊彦 (株)ユニソク, 開発研究所, 所長
片岡 博尚 東北大学, 遺伝生態研究センター, 助教授 (30108568)
辻本 和雄 北陸先端科学技術大学院大学, 材料科学研究科, 教授 (50017414)
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Keywords | 植物細胞 / カルシウム / 蛍光プローブ / ナノスケール / マニピュレート顕微鏡 / マイクロキャピラリー |
Research Abstract |
本年度はナノスケールマニピュレート顕微鏡本体を完成する年度に当たる。試作に要する設備備品および消耗品類の調達については順調に行なわれた。唯一変更を要した点は、データの副次記憶と転送に必要な装置の選定であり、コンピュータ周辺技術の進歩向上に伴い、光磁気ディスク記憶装置を1/4CMTカートリッジ記憶装置に替えて用いることとした。また、周辺機器として予算に計上したフロッピ-ディスク装置はコンピュータ本体内蔵の形式となったため不要となった。 本研究の目的とするところは、これまで困難であった植物細胞内のカルシウム濃度の測定法を確立することにある。本研究で試作するマニピュレート顕微鏡でプローブの注入、プローブ光の導入が飛躍的に改善されることが期待されるが、同時に測定される細胞側の改良も、研究段階の一つとして行なう必要がある。このため、本年度は生物学的にプローブを導入する方法等の基礎研究も開始した(高橋,片岡)。 試作するナノスケールマニピュレート顕微鏡本体は完成に向けて最後の調整段階にある。プローブとしては当面、開口径500nm程度のマイクロキャピラリーを使用している。このプローブの欠点は幾分細長く、剛性に欠ける点であるが、にも関わらず、水平走査は現在のところきわめてスムーズに行なわれている。3月中のソフトウェアの完成を待ち、空間分解能などの性能評価に入ることを予定している。
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