1995 Fiscal Year Annual Research Report
アクチン結合蛋白質の発現調節を介した動脈硬化症の遺伝子治療
Project/Area Number |
07557230
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
村野 俊一 千葉大学, 医学部・附属病院, 助手 (50231634)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小向 正幸 東菱薬品株式会社, 青梅研究所, 研究員
森崎 信尋 千葉大学, 医学部, 講師 (40174411)
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Keywords | profilin / antisense / 平滑筋細胞 / 動脈硬化 / ballooning / Boyden chamber / リポソーム法 / 遺伝子治療 |
Research Abstract |
sense,antisense ologomerの平滑筋細胞への導入の予備実験として家兎大動脈由来の培養平滑筋細胞に対してFITC-labeledの18merのoligomerをリポソーム法を用いて細胞内へ導入する実験を行った。その結果細胞内にFITC由来の蛍光発色を認め、この実験系を用いることでoligomerを細胞内へ導入できることを確認した。またoligomer以外にfull cloneを細胞内へ導入してこれを発現させる方法についても、Sdil(p21)遺伝子をβ-actin promoterをもつpUC-CAGGS vectorおよびCMV-promotorをもつpcDNAI/Ampに組み込み、このplasmid-DNA complexをHVJ-liposome法を用いCOS-1細胞に導入して蛋白の過剰発現をwestern blot法、免疫沈降法にて確認し、予備実験を完了した。現在profilin遺伝子のcDNAについてはそのsequenceからprimerを設計し、PCR法を用いてfull cloneのcDNAを探索中である。profilin遺伝子もしくはそのsense,antisense ologomerを導入した平滑筋細胞の遊走能、増殖能を検討する方法についてもBoyden chamberを用いた方法にて基礎検討は終了た。ratの頚動脈に対するballooningについても内膜剥離による動脈硬化の形成の経時的な経過を組織学的に確認し、ballooningによる動脈硬化の形成をprofilin遺伝子もしくはそのsense,antisense ologomerのgene transferにより介入する実験の基礎資料が整備された。
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