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1995 Fiscal Year Annual Research Report

根管内汚染の光学測定装置の開発

Research Project

Project/Area Number 07557270
Research Category

Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)

Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

井川 資英  東北大学, 歯学部・付属病院, 助手 (80176065)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石幡 浩志  東北大学, 歯学部・付属病院, 助手 (40261523)
板垣 由美  東北大学, 歯学部, 助手 (10223067)
堀内 博  東北大学, 歯学部, 教授 (00013962)
Keywords根管 / 汚染 / 光学測定
Research Abstract

本年度の研究計画は汚染した根管壁および健全根管壁から得られる反射光量の差が最大となる波長の組み合せを決定することであった。まず、必要な設備備品及び研究遂行に必要な消耗品を購入し、微弱反射光のスペクトラムパターン分析を可能とするための測定システムを構築した。光量を測定するための光電子増倍管、フォトンカウンターおよび冷却器、結果を演算し分析するためのパーソナルコンピュータ等を購入し、現在稼働している。
反射光量の測定に関しては、まず健全象牙質を特定の色素を用いて染色し、これに白色光を照射した際得られる反射光スペクトラム特性を調べた。予め、ヒト抜去歯歯冠部のエナメル質を削除し、約3×5mmの健全象牙質面を準備し測定対象とした。象牙質面の一部を赤色、あるいは青色の歯垢検知液を用いて染色したもの、および染色しない場合について反射光スペクトラムを求め、その比較を行ったところ、スペクトラム強度が、染色液固有の色素の波長帯域において、特徴的に減少を示した。これは、反射光スペクトラムパターンが歯質の色調を反映したものであることを示している。また、このようなパターンの違いを検出するに当たっては、歯質の性状に関わらず強度が一定である波長域における反射光強度と、根管の汚染により変化が予想される波長域における反射光強度との比を求めることによって、検出がより容易になることが示唆された。現在、健全象牙質、齲蝕に罹患した象牙質、汚染した根管壁、および健全根管壁から得られる反射光スペクトラムパターンを求め、汚染した根管壁および健全根管壁から得られる反射光量の違いが最大となる波長の組み合せを決定しつつある。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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