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1997 Fiscal Year Annual Research Report

根管内汚染の光学測定装置の開発

Research Project

Project/Area Number 07557270
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

井川 資英  東北大学, 歯学部・附属病院, 助手 (80176065)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 徳山 礼子  東北大学, 歯学部・附属病院, 医員
飯山 正夫  東北大学, 歯学部, 助手 (00193152)
堀内 博  東北大学, 歯学部, 教授 (00013962)
Keywords根管 / 汚染 / 光学測定
Research Abstract

反射光色調測定装置を試作し、その有用性を検討した。装置は、採取した反射光を内蔵するビームスプリッタにより二分し、それぞれの光強度を560nmおよび650nmに感応ピークを持つフォトダイオードによって光電変換し、それらの短絡電流を増幅(l_1およびl_2)、さらに対数変換し(log1_1およびlogl_2)、それを差動増幅することによって(logl_1-logl_2=log(l_1/l_2))l_1とl_2の比、すなわち、560nmおよび650nmにおける反射光の強度の比を、出力信号の極性及びその大きさによって、表示するものであった。照射光源には白色光を用い、長軸に対して側方に光照射および採光を行えるように2本の光ファイバーを配した測定プローブを介して、光照射および反射光の採取を行った。
白色、赤色、青色のプラスチック板を対象に測定を行なった結果、試作器はそれぞれの色調に対応した極性の出力を示した。健全歯質(エナメル質、象牙質、十分に拡大を行った根管壁)および汚染歯質(齲蝕象牙質、感染根管壁)を有する抜去歯と、さらにそれらを歯垢染色液を用いて赤色に染色した歯質を対象に測定を行った結果、健全歯質からは青色や白色の板と同様の極性の、汚染歯質からは赤色の板と同様の極性の出力が得られた。歯垢染色液で染色したものからはより大きな出力が得られた。
本年度の研究結果から、試作した色調測定器は根管壁汚染の検出システムとして有用に展開する可能性を示した。また、照射光および反射光の波長域の設定、レーザー光の使用、演算方法、などの測定システムの改良、汚染歯質の染色の併用、などを含めたより感度の高い測定システムの構成が示唆された。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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