1996 Fiscal Year Annual Research Report
教育効果の上がる物理学・学生実験用パソコンシステムの開発
Project/Area Number |
07558030
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Research Institution | Kochi National College of Technoloty |
Principal Investigator |
端 平雄 高知工業高等専門学校, 数理科学系, 教授 (30099882)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長門 研吉 高知工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (80237536)
高野 弘 高知工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (80154805)
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Keywords | 物理教育 / パソコンシステム / 学生実験 / 教育改善 / 表計算ソフト / データ通信 |
Research Abstract |
パソコンの支援によって新しい教育方法が開拓されつつある現在、我々は物理教育改善の一環として学生実験へのパソコン導入に取り組み、実践を経ながら教育効果の上がる学生実験用パソコン計測システムの開発を行って来た。その結果我々は、測定にデータ通信機能を用いデータ処理に表計算ソフトを用いるシステムが、教育的見地から見て、優れた学生実験システムになり得ることを見い出している。昨年度に続き本年度は、本システムの改善と拡張のために、測定方法と教育方法それぞれについて、次のような課題に取り組み、次の成果を得た。 1.本システムの適用分野を拡大すること。 本年度には新たに、4種の実験へ適用させることができた。 2.本システムの短所を改善すること。 本システムの短所の1つは、変化が1秒より速い現象に対応が難しいことであったが、データ通信機能を備えたディジタルオッシロスコープを利用することにより、高速測定にも対応できることを確認した。 現在進行中の課題は、インターネットに対応するハイパーテキストをベースにした、新しいタイプの実験指導書を作成することである。これにより、テキストのマルチメヂィア化とアプリケーションの統合化に対応し、理解が容易で操作の統一されたシステムを目指している。
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