1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07558047
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
松山 隆司 京都大学, 工学研究科, 教授 (10109035)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅田 尚紀 広島市立大学, 情報科学部, 教授 (10167885)
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Keywords | 多重画像の統合 / 多重フォーカス画像 / 多重偏光カラー画像 / 3次元距離計測 / 光源スペクトル推測 / エッジ抽出 / 鏡面反射光 / 画像計測 |
Research Abstract |
本年度は、多機能高精度カメラシステムの開発に向けての基礎的研究を行い、以下に示す成果を得た。 1.多重フォーカス画像入力用カメラシステムの試作:市販の電動ズ-ムレンズを改良して、レンズの絞り、フォーカス、ズ-ムの値を計算機から高精度に制御できるカメラシステムを試作し、その基本的性能を評価したところ、十分精度の高いカメラパラメータの設定・制御が行えることを確認した。 2.多重フォーカス画像の統合アルゴリズムの開発:多重画像統合の具体的アルゴリズムとして、多重フォーカス画像から、エッジおよび各エッジ点での3次元距離を高精度に求めるアルゴリズムを開発した。 3.多重フォーカス画像の統合アルゴリズムの性能評価:試作した多重フォーカス画像入力用カメラシステムを用いて種々の現実世界のシーンを撮影し、多重フォーカス画像の統合アルゴリズムの性能評価を行った結果、従来の方法に比べエッジ抽出および3次元距離計測の精度が大幅に向上されることを確認した。 4.多重偏光カラー画像の撮影装置の開発:白黒カメラの前面に偏光フィルタとRGBフィルタを設定して、偏光方向を規則的に変えながらRGBカラー画像を撮影する装置を試作した。3CCDカラーカメラを用いなかったのは、カメラ内部の分光プリズムによって偏光情報が歪んでしまうことによる。 5,多重偏光カラー画像の統合アルゴリズムの開発:4 の装置で撮影した多重偏光カラー画像から、物体表面における鏡面反射光の抽出および、光源のスペクトル特性を推定するアルゴリズムを開発し、実験によってその有効性を確認した。
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Research Products
(2 results)