1995 Fiscal Year Annual Research Report
メタレベル記述に基づくマルチメディア利用環境の構築
Project/Area Number |
07558160
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
野口 正一 日本大学, 工学部, 教授 (80006220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
夏目 俊 財団法人仙台応用情報学研究振興財団, 研究員
樋地 正浩 日立東北ソフトウェア株式会社, 研究員
布川 博士 宮城教育大学, 理科教育研究施設, 助教授 (00208274)
宮崎 正俊 東北大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (90006239)
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Keywords | オブジェクト指向 / エージェント / マルチメディア / プログラミング言語 / DeLis / プログラミング言語 / インタプリタ |
Research Abstract |
(1)マルチメディアデータ取り扱いのための計算モデルの拡張 我々が開発した自律分散協調概念に基づく計算モデルKemariをベースとし,マルチメディアデータで必要となる機能を計算モデル自身で扱えるように拡張した.我々が開発した計算モデルKemariは,従来のオブジェクト指向環境より遥かに高い記述能力を有し,メッセージ交換のプロトコル,メッセージにより起動されるメソッドも,データとして交換することにより,メタレベルの記述が可能となった. (2)マルチメディアアプリケーションのための計算モデルの拡張 マルチメディアアプリケーションを構成するマルチメディアオブジェクトが持つべき特徴を抽出し,これをKemari計算モデル内に導入することにより,マルチメディアデータの処理が十分にモデリングできるように拡張した.これにより(1)とあいまり,メタレベルレベル記述可能なマルチメディア対応の計算モデルを構築した. (3)拡張された計算モデルに基づく言語の設計と処理系の作成 我々が開発した,Kemariに基づくプログラミング言語Delisに,(1)および(2)の結果を反映させ,マルチメディアデータを扱えるように拡張する.ついで拡張DeLisを設計し,その処理系を作成した.従来のDeLisは基本のKemariのもつ全ての機能を言語として持っており,その処理系はワークステーションのみならずパソコン上でも実現されている.拡張DeLisも同様の環境で実現された.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 野口正一: "分散システムのためのユーザインタフェースメタファー" 電子情報通信学会 分冊. A. 1-9 (1996)
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[Publications] 野口正一: "新しい情報学構築の基本問題" 「1996年 情報学」シンポジウム. 33-40 (1996)
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[Publications] Kuninobu TANNO: "Buffer Insertion/Self-Token(BIST)Protocol for Multimedia LANS" 1995 International Conference on Network Protocols. 350-355 (1995)
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[Publications] Goutam Chakraborty: "A Growing Network that optimizes between undertraining and Overtraining" ICNN '95. (1995)
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[Publications] Goutam Chakraborty: "Optimization of Overtraining and Overgeneralization" IJCNN '94. (1994)
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[Publications] Shoichi Noguchi: "Highly Intelligent Information Combine and National Information Infrastructure" Ninth World Productivity Congress. 51-57 (1995)