1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07558174
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Section | 試験 |
Research Institution | Nagaoka National College of Technology |
Principal Investigator |
塩野 計司 長岡工業高等専門学校, 環境都市工学科, 助教授 (30128574)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田村 和彦 (株)三菱総合研究所ニューサイエンス部, 研究員
小坂 俊吉 東京都立大学, 工学部, 助手 (60094265)
宮野 道雄 大阪市立大学, 生活科学部, 助教授 (00183640)
松田 磐余 関東学院大学, 経済学部, 教授 (60087145)
湯沢 昭 環境都市工学科, 助教授 (20005557)
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Keywords | 地域行政 / 地震防災 / 震害体験 / 疑似体験 / 訓練メディア |
Research Abstract |
この研究(平成7-9年度)は、申請者らが現有する多様な被害予測手法を、地域行政の防災担当者を想定ユーザーとした「震害疑似体験メディア」のなかに集約し、地震防災上の実用的なツールとして具体化することを目的とする。 今年度(平成8)は、つぎの2点を課題として研究した: 1 システムの構築(塩野と湯沢が担当) 長岡市(新潟県)を事例調査域とし、事例調査域での震害疑似体験を実現するためのメディアをプロトタイプのレベルで実現した。なお、メディアへの入力(地震の強さや発生時刻)が任意に与えられるようにメディア構成し、疑似体験の「幅」を広げることを試みた。 メディアの構成には、つぎのような要素を利用した: (1)地形分類データ(松田が作成) (2)各種の被害予測式を構成要素とする知識ベース(宮野と小坂が作成) (3)地域データベース・モデル(塩野と田村が作成;データベースの一部に修正が必要なデータを含む) 2 メディアの試用と評価(全員で実施;塩野が取りまとめ) 構築したプロトタイプを試験的に運転し、問題点を識別した。また、問題点を集約、整理し、メディアの改善方法を検討した。
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