1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07558189
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Section | 試験 |
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
高村 秀一 名古屋大学, 工学部, 教授 (40023254)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 徹 愛知電機株式会社, システム開発本部, 主幹研究員
桜井 桂一 愛知県立大学, 文学部, 教授 (30115571)
御手洗 修 九州東海大学, 工学部, 教授 (00181925)
大野 哲靖 名古屋大学, 工学部, 講師 (60203890)
上杉 喜彦 名古屋大学, 理工科学総合研究センター, 助教授 (90213339)
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Keywords | 核融合 / トカマク / 高熱流プラズマ / 交流 / インバータ電源 / 単純トーラス / プラズマ-表面相互作用 / 電流駆動 |
Research Abstract |
交流トカマク放電 変流器鉄心の1次捲き線の巻き数を16ターンとして、インバータ電源のインピーダンスとプラズマ・ループのインピーダンスの最適化をはかり、1KA以上のトカマク放電が実現された。さらに、プラズマ電流±500A交流60Hz〜100Hzの放電を連続1分間続けることに成功した。この間トーラス真空容器壁の温度が約10℃、時間に比例して上昇した。従ってより高い熱負荷、より長時間の完全交流運転のためには真空容器壁の強制冷却が必要である。真空容器型内部に設置した強制水冷リミターへの熱負荷は投入電力の10%程度と低く、熱除去に必ずしも有効ではないことが判明した。 さて1分間の長時間完全交流トカマク放電においては周辺部におけるガス圧力の時間的変化がみられ、早い時定数の変化と遅い変化の複数の要素が働いていることをうかがわせる。長時間放電における水素リサイクリングを研究するためのモデルになりうることを示した。 単純トーラス型高熱流プラズマの生成 局所的陰極となるLaB_6と比較し、トーラスに沿っての長い陰極となりうる新たな材料LaWの可能性を実験的に検討し、純Wより温度の低い1800〜2000℃で十分な熱電子放出特性が得られることがわかった。また仕事関数はLaB_6とWとの中間に位置することも判明した。現在プラズマ生成用に直接通電加熱陰極の試験を実施中である。
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