1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07558238
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
杉山 文博 筑波大学, 基礎医学系, 助手 (90226481)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷本 啓司 筑波大学, 応用生物化学系, 講師 (90261776)
八神 健一 筑波大学, 基礎医学系, 助教授 (40166476)
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Keywords | 胚幹細胞 / ES細胞 / キメラ / ラット |
Research Abstract |
現在、多分化能を有する胚幹細胞の樹立はマウスからの樹立のみである。そこで、我々は医学領域の多様な研究に利用するためラットよりの胚幹細胞樹立を試験研究した。 ラットES細胞は培養用フィーダ細胞にSDラット胎児線維芽細胞を用い、ACI、Wistar/ACIおよびPVG系統のラットより採材した胚盤胞をフィダ-上で培養した結果、ES細胞様コロニーが出現したため継代培養を数代行い、幾つかの細胞株を樹立した。 本研究にて使用するキメララットの作成は共培養法にて行う予定である。この共培養の開発研究はすでに樹立されているマウスES細胞を用い行っており、ある一定のES細胞濃度にて16細胞期から桑実期にいたる胚を数時間共培養することにより効率的に生殖系列キメラ動物が作成される結果が得られている。従って、この共培養方法はES細胞よりキメラ動物を作製するのに優れた方法のひとつであることが明らかとなった。これはLaboratory Animal Scienceに1995: 45に掲載された。 現在この共培養法により上記ES様細胞の検定を行っている。
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