1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07558261
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Section | 試験 |
Research Institution | Tokushima Bunri University |
Principal Investigator |
藤村 哲也 徳島文理大学, 工学部, 助教授 (80219047)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 知司 徳島文理大学, 工学部, 助手 (80220656)
木村 章 (有)木村機械, 常務取締役
大崎 勝一郎 徳島大学, 医学部附属病院, 教授 (20116792)
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Keywords | 耳鳴検査装置 / 音鐘理論 / 自覚的耳鳴 / 7音音階 |
Research Abstract |
本年度は、主に検査・診断システムのハードウェアを完成させるとともに、ソフトウェアの移植ならびに開発を中心に作業を進め、以下に示す成果を得た。 1.設備備品類は、耳鳴検査装置組み込み用データ処理装置を購入した。 2.購入した耳鳴検査装置組み込み用データ処理装置は、インターフェース部にネットワークのための改良を加え、耳鳴検査装置と接続した。 3.呈示音の操作は、これまで機構部のスイッチ切り換え操作によって行ってきた。しかし、検査・診断システムの操作全体からみると操作が複雑になり、操作に混乱を招く可能性が生じた。したがって、この問題を解決する方法として呈示音の操作を、画面操作のみで処理できるよう検討した。その結果、耳鳴り検査装置のハードウェアならびにソフトウェアの改造を行い、呈示音の操作問題はほぼ解決できた。 4.検査装置の7音音階周波数キャリブレーションは、任意波形発生器を用いて実施した。キャリブレーション結果および被験者による比較でも良好な結果であった。 5.これまでの測定データを基にしたデータベースの構築については、処理フォーマットの設計ができ、患者情報の一部を構築した。 6.検査方法、診断基準およびこれらの処理ソフトウェアについては開発中である。 7.臨床応用では、検査結果を整理してデータベース構築に用いるとともに、通常のピッチマッチ法に対する音階耳鳴検査の評価を行い、また簡易測定法の検討も行っている。 以上、本年度の目標はほぼ達成でき、得られた成果は聴覚医学会の国際会議等で発表した。
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Research Products
(1 results)