1995 Fiscal Year Annual Research Report
イオン交換クロマトグラフィーによるN-15濃縮法の研究
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07558280
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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| Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
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Principal Investigator |
藤井 靖彦 東京工業大学, 原子炉工業研究所, 教授 (20016869)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 雅幸 東京工業大学, 原子炉工業研究所, 助手 (20156516)
野村 雅夫 東京工業大学, 原子炉工業研究所, 教務職員 (60100997)
富安 博 東京工業大学, 原子炉工業研究所, 教授 (50016854)
岡本 眞實 東京工業大学, 原子炉工業研究所, 教授 (40016853)
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| Keywords | イオン交換樹脂 / クロマトグラフィー / 同位体 / N-15 / 同位体分離 / 質量分析 / 同位体分離係数 / HETP |
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| Research Abstract |
本研究は高速炉燃料として極めて優れた性質を持つチッ化物燃料に不可欠な窒素同位体N-15の濃縮法について、特にイオン交換樹脂を用いたN-15分離濃縮法の検討を行なうことを目的としたものである。
本年度の計画では
1 多孔質スルフォン酸型強酸性陽イオン交換樹脂(TITEC-H1)を合成した。
架橋度:30%、粒径:200〜400メッシュ
2 この樹脂を用いてイオン交換樹脂充填塔を作り、アンモニア吸着帯をアルカリ溶液で展開した。溶離展開液の濃度、温度を変えてこのクロマトグラフィー実験を行い、溶出液についてアンモニア濃度とN-15の同位体分析を行なった。
3 上記実験の結果を分析し、最も基本的な二相間の平衡(一段)の分離係数と理論分離段高さHETPを決定した。その結果、温度の上昇と濃度の上昇で共に分離係数がわずかに低下する傾向が観測され、またHETPは濃度の上昇によって顕著に改善されることが分かった。
この結果、1〜2M濃度の溶離液が最適であること言える。
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