1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07610135
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
田嶌 誠一 九州大学, 教育学部, 助教授 (70163459)
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Keywords | イメージ / イメージ療法 / 壺 |
Research Abstract |
壺イメージ法は、いくつかの壺を思い浮かべ、その中へ入って中の感じを味わい、外へ出て蓋をするという手続きを骨子とするものである。そこで、平成7年度は非病者(健常者)を被験者として実験的イメージ面接を行ない、壺というイメージが他のイメージとくらべ、どのような特質をもっているかを検討した。 そのために、他のイメージ技法でしばしば用いられる代表的イメージのうち、「野原」、「洞窟」、「フリー・イメージ」、「壺」のイメージを指定したイメージ面接を実際に行ない、被験者の反応がどのように異なるかを分析した。実験的的イメージ面接に際しては、ビデオ撮影よる記録を行ない、また面接終了後はイメージ体験を把握するために、浮かんだイメージについて描画と質問紙を行ない、それらのデータを分析し、違いを検討した。その結果、壺はフリー・イメージと洞窟の中間的なものであることがわかった。また、壺イメージでは入れない壺が出現する場合があった。
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