1995 Fiscal Year Annual Research Report
マス型高等教育システム下における大学院の成長要因に関する研究
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07610234
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Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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| Research Institution | University of Tsukuba |
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Principal Investigator |
山本 眞一 筑波大学, 教育学系(大学研究センター), 教授 (10220469)
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| Keywords | 大学院 / 高等教育 / 研究費 / 研究指導 |
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| Research Abstract |
本研究は、マス型高等教育下における大学院とその成長条件を考察するために、わが国よりも早くマス型高等教育システムに移行した米国との比較や現在マス型高等教育に適合した大学院の設計が課題になりつつあるヨーロッパ諸国との比較、およびわが国における学問分野別の大学院の現状の相違に着目して、いかなる条件のもとに大学院は成長し、またそのためにはどのような政策手段が有効であるかについて明らかにすることを目的とする。
この研究は、平成7年度〜8年度の2年間を予定したものであるが、7年度末までの研究経過は、以下の通りである。
(1)当初計画に沿って、各国の大学院(大学院という制度のない国にあっては、それに相当するシステム)に係る機能、組織運営、研究費、研究指導体制、学生に対する経済的援助システム、卒業者の雇用市場に関する諸情報を、主として文献により収集した。
(2)上記と同じ観点で、わが国における主要大学の学問分野別研究科に係る同様の諸統計、諸情報を収集した。
(3)これらを必要に応じてデータベース化するとともに、これまで申請者が行ってきた研究活動から得られた知見をもとに、これらのデータを分析しつつ、諸要因の抽出、要因間の関連などを分析し、問題の構造化を図った。
以上のような研究経過を通じて、大学院に係る機能、組織運営、研究費、研究指導体制、学生に対する経済的援助システム、卒業者の雇用市場などの構造は、各国によって大きく異なり、また、わが国の実態も学問分野や大学の特性によって大いに異なることが分かった。
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