1995 Fiscal Year Annual Research Report
植民地台湾における高等女学校出身の女教師の実態と意識
Project/Area Number |
07610239
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
新井 淑子 埼玉大学, 教育学部, 教授 (20092017)
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Keywords | 台湾 / 植民地教育 / 女教師 |
Research Abstract |
1.資料収集・・・台湾中央図書館分室(台北市)、台湾協会(日本) 2.女教員(一部男教員)の面接調査の実施. (1)台北市(台湾)を中心に、植民地台湾の高等女学校卒業者で女教員経験者の面接調査. 面接期間は、平成7年8月7日〜27日まで、面接予定者20名に日本から文書で依頼した(平成5年8月に「高等女学校のアンケート調査」を実施した中から公学校一本島人対象女教師を抽出した)。面接者が知人を紹介し、台湾籍の女教師35名(延人数56名)に帰国の日まで面接をし、台湾での日本語教育、皇民化政策とその推進者としての意識と日本人教師との同化、確執、教師の社会的地位等の実態の聞き取りをした。 (2)日本人の上記関係者の面接調査. (1)の女教師の紹介で、日本人教師の師範学校同窓会(台北第一師範)の女教師と連絡をとり、玉川公学校(嘉義市)。明治小学校(台北市)-日本人対象-女教員と同校勤務、経験者の男教員に同上((1))や女教員について当時どのように見ていたのか、地位等について聞き取りをした。(平成7年9月〜平成8年2月)特に、熊本県・福岡県・鹿児島県教師8名、浦和・愛媛の女教師たち2名)植民地台湾での教師は、九州出身者が多いが上記校を中心とした。 3.アンケート調査の実施中・・・1の(1)、(2)の紹介者と師範学校出の女教員(一部男教員を含む)10月〜2月下旬まで、188名。回答順にワープロに打ち込んでいる。 以上、調査の文書化、テープの掘りおこし等を継続中であり、平成8年度も2-3を中心に継続する予定。
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