1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07610278
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
秋田 喜代美 立教大学, 文学部, 助教授 (00242107)
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Keywords | 省察 / 教師 / 熟達化 / 反省的実践家 / 授業 |
Research Abstract |
本研究の第1目的である「授業に関する省察と教師の成長の文献研究」に関しては、近年の省察研究の動向をまとめ、「教育学年報第5巻」に発表した。また省察に関して、この発表論文よりもさらに、考えを深め、省察の内容枠組み、修辞枠組み、主体枠組みからなる筆者なりのモデルをまとめ、「児童心理」で、現在印刷中である。本論文では十分に書ききれなかった部分をさらに深め、別論文として執筆を計画中である。また教師の成長モデルに関しては、新任期、初任期、中年期、熟練期各段階の特徴と発達課題を同じく、「児童心理」(印刷中)の3回の連載論文にまとめて発表した。本論文では省察主体として主に個人の教師が論じられているため、集団としての省察の必要性を論じた論文を「教育と医学」にその案を発表した。さらにこの点については来年度検討する予定である。 また第2の目的である「省察過程に関する研究」に関しては昨年度収録したデータに関しては論文として執筆発表する準備段階にあり、またさらに1単元を通して一人の教師の省察過程を追うデータを収録し、そちらは現在整理中である。また実証データの一部に関しては日本心理学会の「熟達化研究の現在とこれから」というシンポジウムにおいて話題提供者としてその一部を公開発表した。 以上のようにおおむね順調に研究は進められており、来年度には本年度までの実証研究を論文化し、まとめていく予定である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 秋田 喜代美: "教える経験に伴う授業イメージの変容" 教育心理学研究. 44(2). 176-186 (1996)
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[Publications] 秋田 喜代美: "自らの学びを教師が培うために" 児童心理. 96年8月号. 1148-1152 (1996)
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[Publications] 秋田 喜代美: "学びの共同体としての授業づくり・学校づくり" 教育と医学. 96年9月号. 67-73 (1996)
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[Publications] 秋田 喜代美: "「教師の生涯発達-成長とつまづき(1)(2)(3)」(3回連載)" 児童心理. 97年4月号,5月、6月号(印刷中).
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[Publications] 秋田 喜代美: "『教育学年年報第5巻』森田尚人他(編)「教師教育における省察概念の展開」" 世織書房, 451-467 (1996)
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[Publications] 秋田喜代美: "『教えること・学ぶこと-学校教育の心理学』「子どもへのまなざしをめぐって-教師論」庭手雅治・奈須正裕(編)" 金子書房(印刷中), (1997)