1997 Fiscal Year Annual Research Report
開発上規制-とくに「古都保存法」による開発規制と地域との関係についての研究
Project/Area Number |
07630051
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
田中 啓一 日本大学, 経済学部, 教授 (00102442)
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Keywords | 開発 / 規制 / 古都保存法 / 地価 |
Research Abstract |
開発上規制というある意味では相克の問題が永遠の理論と実務的な研究課題でもある。わが国の場合、高度成長期には開発優先ということが実際の事例ではよく見られた現象であった。ところが安定成長期以後は規制に重視されるように大きく政策転換をしてきた開発行政であったといえる。この中核となったのが歴史的風土の保全環境重視の世論であったといいうる。 なかでも古都保存法施行自治体の開発規制は当然のことながら厳しく、それが土地所有者などの私益(私有財産)上対立することとなった。開発が厳しければ地価は相対的に下落するが、それをどのように公益で補填しているかを理論的実証的に当該自治体の条例や国定〓〓税などで調査をし、一定の知見を得ることができた。
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[Publications] 田中啓一: "21世紀の公共事業への提言" 政策. 25. 52-57 (1997)
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[Publications] 田中啓一: "定期借家権の必要性" 住宅事業所関. 1-2 (1997)
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[Publications] 田中啓一: "今度こそ規制緩和行革を" 「税務経理」時事通信社. 7865号. 1-2 (1997)
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[Publications] 田中啓一: "高齢社会と借家住宅" 税務経理 時事通信社. 7935号. 1-2 (1998)
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[Publications] 田中啓一: "賃貸住宅と土地・都市問題" 「住宅」(社)日本住宅協会. 47巻2号. 18-27 (1998)
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[Publications] 田中啓一(田中正秀): "転換する土地政策の都市環境整備の絶好の機会の到来" 税経通信. 51巻4号. 21-27 (1997)
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[Publications] 田中啓一: "バブル経済の検証" 住宅産業新聞社, 280 (1998)