1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07630124
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
加登 豊 神戸大学, 経営学部, 教授 (70117993)
|
Keywords | 原価企画 / 製品ライフサイクル / 製販同盟 / Design for Environment / ユーザーコスト / 日本的管理会計 / 戦略各的コストマネジメント / ISO14000 |
Research Abstract |
研究実績の概要 「原価企画の現状と課題:日本と欧米の関係」「日本的管理会計に関する研究と教育の現状と課題」「グローバル組織における管理会計の実践・教育・研究現状と課題」の3編の論文では、現状における原価企画研究を総括し、ライフサイクル原価企画に関する研究の必要性に言及している。「流通業における原価企画」では、流通業における製販同盟と製造業での原価企画のシステム的類似性に着目し、製造原価のみではなく、製品ライフサイクルコストを対象とした原価企画の実践の必要性が強調されている。「原価企画の海外移転に関する予備的考察」では、欧州企業で実践されつつある原価企画のフィールド研究の概要が述べられているが、この企業ではISO14000やDfEの視点を組み込んだ原価企画に取り組もうとしており、その点でも本研究に関連している。「Antecedents and Consequences of Standar-Based Control Systems」では、原価企画の成果の測定と業績評価の問題を取上げており、ライフサイクル原価企画のマネジメント・コントロール問題を考える基礎的考察という位置づけを与えることができる。
|
Research Products
(6 results)
-
[Publications] 加登豊: "原価企画の現状と課題:日本と欧米の比較" 品質管理. 47・2. 67-75 (1996)
-
[Publications] 加登豊・橋元理恵・平岡幸一郎・博野英二: "流通業における原価企画" 会計. 149・1. 113-127 (1996)
-
[Publications] Shields,M.D.,F.J.Deng and Y.Kato: "Antecedents and Consequences of Standard-Based Control Systems" Kobe University Discussion Paper Series. 9635. 1-52 (1996)
-
[Publications] 加登豊: "日本的管理会計に関する研究と教育の現状と課題" 原価計算研究. 21・1. 12-26 (1997)
-
[Publications] 加登豊: "グローバル組織における管理会計の実践教育・研究の現状と課題" 『グローバル経営会計論』(吉田寅・柴健次編著)税務経政協会. 21-63 (1997)
-
[Publications] 加登豊: "原価企画の海外移転に関する予備的考察" 國民経済雑誌. (未定). (1997)