1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07640153
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
中路 貴彦 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30002174)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 勝利 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60133774)
勝股 修 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (40032825)
林 実樹広 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40007828)
岸本 晶孝 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00128597)
井上 純治 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40000856)
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Keywords | カ-ルソン不等式 / バーグマン空間 / 測度 / (A_2)-条件 / BMO |
Research Abstract |
単位開板D上の二つの正のBorel測度ν,μが(ν,μ)-Carleson不等式を満たすとは、ある定数Cが存在して、全てのf←Pに対して∫_D|f|^2dν【less than or equal】C∫_D|f|^2dμが成立することである。ここでPは解析的多項式の全体である。この研究では、dμ=udmかつmがD上のarea measureのときに一つの十分条件を与えた。すなわちν_r(a)×u^<-1>_r(a)【less than or equal】γ(a←D)ならば、(ν,μ)-Carleson不等式が正しいことを示した。ここで、ν_r(a)とu^<-1>_r(a)はそれぞれa中心とする半径rのBergman円板上での平均を示している。だからu^<-1>が調和関数ならばu^<-1>_r(a)=u(a)^<-1>である。必要条件を与えるために、一つの量ε_r(μ)を定義した。常にε_r(μ)【less than or equal】1かつε_r(ν)【less than or equal】1であるが、ε_r(μ)<1またはε_r(ν)→0(r→0)のときに、(ν,μ)-Carleson不等式が正しいならば、ν_r(a)【less than or equal】γμ_r(a) (a←D)となるγが存在する。Muckenhouptの円周上のA_2-条件のPoisson核を用いたものの、アナロジーとして円板上に(A_2)∂-条件を導入した。もしuが(A_2)∂-条件を満足するならば、(ν,μ)-Carleson不等式が成立する必要十分条件はν_r(a)【less than or equal】γμ_r(a)(a←D)となるγが存在することであることを証明した。
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Research Products
(1 results)