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1995 Fiscal Year Annual Research Report

回転群・対称群の量子群的拡張と多体問題への応用

Research Project

Project/Area Number 07640525
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

野村 正雄  東京大学, 教養学部, 助教授 (10012402)

Keywords量子群 / 共変理論 / Yang-Baxter関係式 / 回転群 / ラカ-代数 / くみひも理論 / 対称群 / 第二量子化法
Research Abstract

当研究代表者が提案した共変的量子群を用い、角運動両量子論(Wigner-Racah代数)及び対称群理論の拡張、及び、その成果の原子核多体問題への応用を研究している。
研究初年度として、現状のまとめ・分析を行った。文献200程に目を通し重要なものを丹念に調べ、また関連する研究会における討論などで、現状把握に必要な資料・情報を収録した。この成果は、研究課題を内容とする英文単行本出版のための草稿の一部とした。量子空間で共変的変換を基にボソン・フェルミオンの生成・消滅演算子を各種分類し体系化すること、及び、ラカ-係数の一般化である9-jシンボルを量子群的に拡張する研究が進み、あわせてSU_q(2)@4SU_q(2)の表現やクロネッカー積の拡張を研究した。一般の3-njシンボルの量子群的拡張については、当研究者による5年前の発表のみ知られているが、その意味については殆ど分かっていなかった。今年度の研究で、この3-njシンボルの或る漸化式が見つかり、braid(組み紐)理論での1番目とn番目の紐の交換を表していることが分かった。これらの成果は、上記の単行本出版等で発表する予定である。
研究のまとめ・発表及び代数計算のためにパソコンPower-Mac7500を購入した。これまで利用の経験がない機種であるので、研究二、三年度に向けての試験的利用を行った。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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