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1995 Fiscal Year Annual Research Report

内陸型地震発生域上面周辺の電気伝導度構造の研究

Research Project

Project/Area Number 07640556
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

山口 覚  神戸大学, 理学部, 講師 (70191228)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大志万 直人  京都大学, 防災研究所, 助教授 (70185255)
Keywords地下電気伝導度構造 / 地震発生域 / 低比抵抗層 / 地殻構造 / 京都府
Research Abstract

本年度は、まず約10点の候補地を選び出し、現地踏査及び使用許可を得た。
これらの地点で行った予備調査の結果、この地域にはJR湖西線・JR福知山線からの漏洩電流と思われる人工的電磁気ノイズが存在することが明らかになった。そのため、正確で安定したMT探査曲線を得るためには、Remote reference法を用いることが不可欠となった。従って電磁気ノイズが少なく、また観測に便利な参照観測点を決めることが本研究の成否の鍵を握っていると言えよう。本年度はこの参照観測点の場所を決定することに重点を置いた。丹後半島の付け根に位置する京都府中郡峰山町と岐阜県吉城群上宝村を候補として予備観測を行った。残念ながらより観測に便利な峰山町は周期10秒付近に局地的な磁場ノイズが入ることがわかった。よりよい参照点の決定が急がれる。
京都府船井郡和知町で行った予備的な結果からは、周期10秒付近で見かけ比抵抗値が最小値をとることが見いだされた。比抵抗値と周期から浸透深度を計算すると深さ8〜10km付近に抵抗の低いゾーンがあることが見いだされた。これが、事前の2つの予測(1)地震発生域上面付近に顕著な薄い高電気伝導度層が存在する。(2)地震発生域全般に高電気伝導度である。のうち、(2)の予想を支持する結果である。来年度には参照観測点を決定した後本格的な観測を実施し、2次元モデル計算を通して当初の目的を達成する予定である。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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