1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07650410
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
荒木 純道 東京工業大学, 工学部, 教授 (90016668)
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Keywords | 誤り訂正符号 / 代数幾何符号 / 高速復号法 / 信頼性情報 / 軟判定技術 / BCH限界 / 最犬復号 / 復号回路 |
Research Abstract |
一般化最小距離復号法を高速に実現する方法を提案した。これは、Kotterによる「誤り位置・訂正符号対」の概念による復号アルゴリズムを、補助多項式の導入によって、完全な逐次型アルゴリズムにしたものである。これによって、復号器のハードウェア構成が容易になった。また、これは、Welch-Berle kamp復号法の逆向き手順と見なせることがわかった。少し、多くの場合、誤りの発生は頻ぱんに起こるものではないので、常に複雑なシンドローム計算(パリティ個数の消失訂正)から始めなければならないWelch-Berle Kamp復号法に比べ、本復号は通常の硬判定に基づく誤り訂正であるので、シンドローム計算が容易であり、装置化も簡単であるという利点があることがわかった。このような復号法を、まず、1次元直線上に構成された符号であるBCH符号に対して適用し、その有効性を確認した。次に、2次元平面上の曲線上に構成された符号である代数幾何符号に対して発展させ、やはりその妥当性を検証した。さらに設計距離以上の誤り発生に対応できる復号法を提案した。これは、硬判定に基づき消失・誤り・訂正を行なうものである。従来提案されている、Blahutの手法、掘口の手法よりも平均的な復号手間が、1/6程度まで削減されることがわかり、やはり有効な復号法であることを実証した。
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Research Products
(2 results)