1995 Fiscal Year Annual Research Report
区分線形時空間カオスの同期と制御:現象解析と情報処理への応用
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07650447
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Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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| Research Institution | Hosei University |
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Principal Investigator |
斉藤 利通 法政大学, 工学部, 助教授 (30178496)
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| Keywords | カオス / 同期 / カオス制御 / ニューラルキット / 分岐 / 学習 / ニューロコンピュータ / スイッチ |
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| Research Abstract |
確定系の呈する不規則現象であるカオスの制御とは、カオスに潜在する不安定周期軌道の安定化を指し、カオスの同期とは、時間的にはカオスで、空間的には秩序をもった状態を指す場合がある。そして、これらの工学的応用も考察されているが、基本問題である現象の認識や発生原因の解明をすることは、大変困難である。
平成7年度は、簡素な系に的をを絞り、基本問題を解決し、ニューロコンピュータへの応用の基礎を固めることを目的として研究を進め、主に以下のような成果を得た。
1.基本的なカオス発生系の動作を、理論的に解明した。
2.カオスの同期については、OLC法の基本形を確立し、各種同期状態を実現した。
特に、初期値に依存して系が様々な同期状態を呈する状況でパラメータを変化させると、各同期状態が不規則に遷移するようになる現象を見いだし、その理由を解明した。
この現象は、従来、神経回路網における学習過程と深く関連するが、その発生メカニズムが不明であった非常に興味深い現象である。
3.カオスの制御については、“カオス同期遷移状態"で制御かけると、その遷移状態が止まり、多様な時空パターンが生成できることを見いだした。
4.電子回路によって系を実装し、その動作を確認した。
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[Publications] 斉藤利通・鳥飼弘幸: "カオスの同期" 日本ファジィ学会誌. 7. 495-499 (1995)
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[Publications] H. Torikai, T. Saito: "Occasiomal linear connotion for synchrohization of chaos" IEEE Tras. Cirunits Systs, I. CAS-I, 43. (1996)
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[Publications] T. Saito, K. Jinno, H. Torikai: "Chaofic arfificial neural syslem and its control" Int, J. Electrorics. 79-6. 797-806 (1995)
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[Publications] K. Mitsubori, T. Saito: "Control of piececise linear chaus by occasional proporfional feedback" Nonlivear dynamies, Akademie Vevlag. 361-375 (1995)
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[Publications] T. Saito, S. Nakagawa: "Chaos from a hysfevesis and switched circuit" Phil. Trans. R. Soc. Cond.A-352. 47-57 (1995)
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[Publications] T. Saito, K. Mitsubori: "Control of chaos from a pieciuise linear hysteresis ciruit" IEEE Trans. Circuits Systs I. CAS-I-42. 47-57 (1995)
