1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07650478
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
早川 正士 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (80023688)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳田 正満 NTT通信網研究所, グループリーダ
MOLCHANOV O. 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (00262361)
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Keywords | 人工雑音源 / 方位測定 |
Research Abstract |
人工雑音源の方位測定は環境電磁工学(EMC)の分野において極めて重要な技術である。従来の方位測定方式として開口合成法があるが,種々の問題がある。本研究で提案する方式は(1)その瞬間での雑音分布を測定する(スナップ方式),(2)単一観測点で電磁界多成分を計測する新方式である。この方式ではスキャンする事がなく,雑音源の諸特性が時間的,空間的に変化しても、正確な測定が可能である。本年度は主として計算機によるシミュレーション実験を行った。 先ず,ある一点での電界3成分と磁界3成分の測定から、単一波源や複数波源の場合に対する逆変換(最大エントロピー法による)を実施した。その結果,複数波源の場合に対しても,右廻り成分の波動分布関数と左廻り成分の波動分布関数を同時にフロットする方式より,逆変換によって仮定像を極めて正確に再生できる事が証明された。更に,雑音を加えた時の,S/Neeが像再生に及ぼす影響も考察した。更に,MUSIC法の拡張をも検討した。その結果,右廻り偏波波と左廻偏波波に分離する方式では,これ又うまく像再生する事を確かめた。次年度には上記のシミュレーション実験を踏えて,室内実験を実施し,理論シミュレーション同様の結果が得られる事が期待される。
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Research Products
(1 results)