1996 Fiscal Year Annual Research Report
外ケーブルを有する多径間連続合成桁橋の経時挙動に関する研究
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07650556
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Research Institution | Osaka Institute of Technology |
Principal Investigator |
栗田 章光 大阪工業大学, 工学部, 教授 (90121798)
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Keywords | 外ケーブル / 連続合成桁 / プレストレス / クリープ / 乾燥収縮 / 模型実験 / パラメータ解析 / プレキャスト床版 |
Research Abstract |
本年度は,昨年度から開始した外ケーブルを有する2径間連続合成桁(スパン長5^m+5^m)のクリープ・乾燥収縮試験を継続し,経時データを収集するとともに,それらのデータ整理を実施した。約1ケ年にわたる測定データを回帰分析し,解析値と比較検討した結果,両者は比較的よい一致を示した。その結果,本研究で開発された経時挙動の解析手法は,実挙動をかなり精度よく評価できることがわかった。この研究成果は,第51回(平成8年度)土木学会年次学術講演会にて発表された。 一方,2径間から6径間までの連続合成桁橋を対象に,クリープおよび乾燥収縮解析を実施し,経時挙動の解明が行なわれた。解析手法としては,剛性マトリックス法が用いられ,ケーブルの偏心結合を組み入れた剛性マトリックスが新たに誘導された。数多くの数値計算の結果,次のことが明らかになった。 1)クリープ・乾燥収縮によるプレストレス力の損失はなく,むしろ数パーセントの張力増加が見られる。このことは,外ケーブル工法の有利性を明確に証明している。 2)3径間以上の連続合成桁では,側径間のみにクリープ・および乾燥収縮の影響が見られるだけで,内側径間の性状は全て同じとなる。したがって,多径間連続合成桁橋の経時挙動は,4径間程度の解析によりその性状が推定できる。 終りに,本研究で得られた成果は,約120ページの報告書としてまとめ上げられた。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 栗田・祖川・小坂・大山: "外ケーブルを有する2径間連続合成桁橋の経時挙動に関する研究" 土木学会第51回年次学術講演会講演概要集・共通セッション. 184-185 (1996)
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[Publications] 栗田・小坂・大山: "外ケーブル方式連続合成桁の経時挙動に関する実験的研究" 土木学会第51回年次学術講演会講演概要集・共通セッション. 186-187 (1996)
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[Publications] Kurita,A.,Seno,Y.and Tomita,K.: "Creep and Shrinkage Behaviors in Steel-Concrete Double Composite Continuous Box Girder Bridges" Proc.of an Engineering Foundation Conference,Irsee Germany,ASCE.(in press) (1997)
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[Publications] Seno,Y.,Tomita,K.and Kurita,A.: "Parametric Analysis on Creep and Shrinkage in Steel-Concrete Double Composite Continuous Box Girder Bridges" Proc.of an the 3rd Japan-Korea Joint Seminar on Steel Bridges. (in press) (1997)
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[Publications] 編集委員会編: "新装版土木設計便覧(仮称),16章・合成構造(20ページ)" 丸善, 約1000 (1997)