1995 Fiscal Year Annual Research Report
地震時のような繰り返し荷重を受ける軟弱粘性土の残留変数と支持力低下の評価
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07650562
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| Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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| Research Institution | Ibaraki University |
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Principal Investigator |
安原 一哉 茨城大学, 工学部, 教授 (20069826)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 哲 茨城大学, 工学部, 助手 (10261744)
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| Keywords | 地震 / 粘性土 / 繰返し荷重 / 残留沈下 / 支持力 |
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| Research Abstract |
1.地震時の残留沈下および不安定性の評価方法の提案:この件は、研究を具体的に進めるに先立って解決しておくべき課題であるが、その基礎考え方を確立することができた。すなわち、粘性土は、繰り返し荷重履歴を受けることによって生じた有効応力の低下によって強度と剛性を劣化させるが、申請者らはこれまでに過剰間隙水圧をパラメータとして、これらを評価する方法を提案してきた。本年度は、これらを用いた軟弱粘性土地盤上の河川堤防の安定性に関する数値計算を実施した。
2.初期せん断をうけた正規圧密粘性土のパラメータ選定:上記の方法は、正規等方圧密粘性土に対する実験結果に基づくものであり、異方圧密を受けた、あるいは、初期せん断を受けた粘性土に対する実験データが不足していたので、塑性を有するシルトに対する繰り返し三軸試験によってこれを補った。その結果によれば、繰り返し荷重によって劣化した粘性土の強度と剛性は、初期せん断応力条件下においても、等方圧密土と同様に、過剰間隙水圧を媒介にして予測可能であることがわかった。
3.地震時の軟弱地盤の挙動に関する模型実験の実施と提案手法の適用性の確認:阪神・淡路大震炎以後、建設省土木研究所動土質研究室と、軟弱地盤上の堤防などの土構造物の安定性の評価に関する情報交換に行っている。特に、動土質研究室では、この件に関連して遠心載荷試験を実施中であり、その結果の解釈と利用法についてまとめる作業を共同で実施している。なお、研究担当者が提案している残留変形と支持力の予測方法の適用性については、平成8年度に継続して明らかにしたい。
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[Publications] Yasuhara, K.: "Consolidation and Settlewent under Cyclic Londing" Proc. IS-HIROSHIMA95. Vol. 2. 979-1001 (1996)
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[Publications] Yasuhara, K.: "Earthqualce-Induced settlement in peafy ground" Proc. Intnil Workshop Eng. of Peat.Vol.1. 501-509 (1995)
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[Publications] Yasuhara, K.Nagano,M.: "Post-cyclic Streugth of Clay in direct-shear tests" Proc. 10th ARC on SMFE. Vol.1. (1995)
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[Publications] 村上哲・安原一哉: "三柚Ko圧密試験におけるいわゆるt法の適用性に関する理論的考察" 茨城大学工学部研究集報. 43. 33-45 (1995)
