1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07650641
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
浮田 正夫 山口大学, 工学部, 教授 (60035061)
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Keywords | 紙オムツ / ディスポーザー / LCA / 環境外部費用 / 廃棄物 / 下水道 |
Research Abstract |
本年度は、主として情報の収集整理、データベースの構築、回収業者、中間処理場、最終処分場等の現場の見学、聞き取り調査を行った。 (1)おむつに関するLCAデータベースの整理 紙おむつおよび布おむつに関して、LCAデータベース収集を行い、それぞれ1週間あたり再生可能原料の消費9.78kg、0.18kg、再生不能原料消費1.68kg、1.48kg、水消費82L、520L、大気汚染物質42g、390g、水質汚濁物質8.2g、65.2g、産業廃棄物0.92kg、1.42kg、一般廃棄物10kg、0.11kgであった。この総合評価にはアンケートによる重み付けを行って総合化を行う環境負荷評価点法も提案されているが、主観によるばらつきがあり、環境外部費用による評価法が優れている。環境負荷評価点法は実現のプライオリティを考えるには有効であると考えられた。 (2)ごみ処理および下水処理の費用解析および環境外部費用の予備的試算 今年度は環境外部費用の試算までは至らなかったが、ごみ処理費用および下水処理費用のデータを収集した。 (3)ディスポーザーの使用に係るデータベースの整理 ディスポーザーについては現在、下水道部局の自粛措置によって、国内生産がおらず、データの収集が困難であった。一部、厨芥を解砕して、遠心分離し、溶解性部分のみを流すタイプのディスポーザーがあり、これも検討対象とする必要がある。小規模下水道で窒素リンの除去を含む高度処理を行う場合、BOD源が不足する傾向にあり、この厨芥成分よりBOD補給することは一案であると考えられた。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 浮田正夫、城田久岳: "地球環境保全のための生態学的経済システム" 化学と生物. Vol.33. 329-333 (1995)
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[Publications] 城田久岳、浮田正夫他: "紙の生態学的価格に関する研究" 土木学会論文集. Vol.521 II-32. 163-172 (1995)
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[Publications] 城田久岳、浮田正夫他: "紙ごみ回収システムに関する基礎的研究" 環境システム研究. Vol.23. 268-273 (1995)
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[Publications] 浮田正夫、城田久岳: "持続可能社会のための生態学的経済システム" 化学工業. Vol.47. 27-31 (1996)
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[Publications] 浮田正夫: "宇部市におけるごみ減量化の現状について" 山口大学環境保全. No.11. 8-13 (1996)