1995 Fiscal Year Annual Research Report
地盤情報データベースを利用した熊本平野の地下水盆構造の解析
Project/Area Number |
07650647
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Research Institution | Kyushu Tokai University |
Principal Investigator |
中山 洋 九州東海大学, 工学部, 教授 (50069994)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今泉 繁良 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (20023335)
荒牧 昭二郎 九州東海大学, 工学部, 教授 (40099081)
|
Keywords | 地盤情報 / データベース / 水理地盤構造 |
Research Abstract |
この環境地盤情報データベースでは、基図に1/5000の国土基本図を使用している事でデータ位置を地図上の1*1cm^2即ち、地上で50*50m^2で表示している。検索では、地図上の任意の2点を指定すると水平距離と標高差を考慮した自動作図システムとなっている。本システムの利用により、熊本市域の水理地盤構造を巨視的に把握し、現在問題化している熊本地域の地下水枯渇・汚染等の問題解決の基礎データを提示する事を目的にしている。 そこで、熊本地域のボーリングデータを収集し、地盤情報データベースシステムの構築をおこなっている。このシステムでは、各データを地層区分し、その標高データの結果を地層ファイルとしておくことで、地層ごとの状態を見る事ができ、地下構造の理解を助けることができる。 当年度は市東部のデータを出力して、これを地層区分し各地層ごとに標高値を読みとりファイル化した。またこのデータを所定の位置にプロットして各地層標高図を作製した。これだけでは、地下構造を理解するのに不十分なので、立体モデルをv=1/200、h=1/10000のスケールで、石膏を使って作製にかかっている。今その1部分が出来たが地下構造を知るのに大いに役立つものと思う。これらについては、土木学会西部支部研究発表会に発表予定である。
|