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1996 Fiscal Year Annual Research Report

変動軸力と二方向横力を受ける鉄筋コンクリート造柱の靱性能の評価法

Research Project

Project/Area Number 07650655
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

加藤 大介  新潟大学, 工学部, 助教授 (90169508)

Keywords鉄筋コンクリート / 耐震 / 柱 / 変動軸力 / 二方向外力 / 靱性能
Research Abstract

1.はじめに
本研究の目的は、鉄筋コンクリート造柱部材を対象に、現実的な変動軸力と2方向横力を受ける試験体の靱性能の評価を行うことである。平成7年度には変動軸力と二方向横力との両方の評価を行う実験を行ったが、平成8年度にはこれらの試験体の補修後の実験を行った。この実験の目的は補修された柱部材が変動軸力や2方向横力を受けたときの靱性能の評価法の開発することである。
2.実験概要
柱試験体の補修を行うに当たって、コンクリートの圧壊部分をハンマードリル等で削り取り、健全なコンクリートを露出させ、その欠損部分にコンクリートを打設する方法をとった。使用したコンクリートの圧縮強度は、補修対象試験体に使われていたコンクリートの圧縮強度以上となることを目標強度として調合されたものを用いた。実験パラメータは、横力の加力方向(面内加力、斜め45度方向加力)、軸力載荷法(一定軸力、変動軸力)である。
3.結論
一定軸力を受けた試験体C-1RとC-3Rは、破壊形式は共に補修前と同様に曲げ破壊を起こし、その性能に関しては補修前と同等あるいはそれ以上の性能を得ることが出来た。最大耐力に関してはC-1Rは94.1(kN)から86.3(kN)へ8%減に留まり、C-3Rについては99.1(kN)から109.3(kN)へ10%増の結果を得ることが出来た。変動軸力を受けた試験体C-2RとC-4Rは、破壊形式は共に補修前と同様に曲げ破壊であったが、その強度と変形能に関しては前述の一定軸力を受けた試験体と異なり大幅に補修前を下回ってしまった。最大耐力に関してはC-2Rは92.5(kN)から64.5(kN)へ30%減となり、C-4Rは81.7(kN)から61.1(kN)へ25%減となった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 加藤大介、芝譲、他: "変動軸力と斜め横力を受けるRC柱の靱性能評価実験" 第18回コンクリート工学年次論文報告集. 18-2. 905-910 (1996)

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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