1996 Fiscal Year Annual Research Report
小都市の住環境リ・デザイン・システムに関する計画的研究-ウィンターシティの居住街区の再生と再編-
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07650699
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Research Institution | HOKKAIDO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
小林 英嗣 北海道大学, 工学部, 教授 (70002003)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮脇 勝 北海道大学, 工学部, 助手 (30280845)
小篠 隆生 北海道大学, 工学部, 助手 (00250473)
瀬戸口 剛 北海道大学, 工学部, 助教授 (20226674)
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Keywords | 地方都市圏 / リデザイン / 既成市街地 / 地域生活拠点 / 高齢者 / 成熟社会 / サスティナブル / 市民参加 |
Research Abstract |
平成8年度は、以下の内容の調査研究をすすめ、成果の概要を下記に整理する。 1:地方都市圏のリデザインを目的とし、都市空間の整備目標と将来像の検討を、(1)地方小都市の中心市街地の整備目標とリ・デザインの方向性を社会性と空間性から整理検討し、(2)地方都市圏の既成市街地の整備目標とリ・デザインを地域コミュニティと住民の社会ネットワーク形成の実態把握を加え、(3)小都市からなる地方都市圏の中間市街地の整備目標形成とリデザインの重要性とを指摘し、(4)住宅市街地の整備目標とリ・デザインのパラダイムを提案した。 2:地域生活拠点の計画的再編とネットワーク形成の提案を、(1)こどもの生活行動と住環境の実態把握から生活拠点の計画的再編の必要性と方向性を提示した。さらに、成熟社会の対応した市街地のリデザインを目的とし、(2)高齢者の生活行動と環境評価に基づく地域生活拠点の計画的再編の必要性と方向性を提案し、特に山間部の過疎小都市群を対象として(3)小都市のネットワーク化による地域の再編の方向性と手法を具体的に提案した。 3:サスティナブルな住環境の計画目標とリ・デザインのパラダイムと計画枠組みについて、(1)計画的住宅地計画における住環境計画の目標像の変遷と動向を整理し、さらに(2)サスティナブルな計画を支える環境観を組み込んだ地区住環境再編の計画情報のフレームワークの設定の必要性と地域住民と行政が共有し得る、新たな内容についての計画枠組みを提案した。 4:街区と建築群の秩序からみたリデザインの空間構成原理。および 5:地方小都市圏の住環境のリデザインプログラムの展開プロセスの検討を、(1)地域別プランニングと(2)市民参加型のプロセスプランニングの観点から行い、小都市住環境のリ・デザインのプログラムとシステム化について論じた。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 福田 純 ほか4名: "成熟社会における地方中核都市の都心像に関する研究" 日本建築学会北海道支部研究報告集. 69. 549-552 (1996)
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[Publications] 菅原 誠 ほか4名: "地方都市既成市街地の再生に関する研究 -若年層の社会ネットワークとその形成-" 日本建築学会北海道支部研究報告集. 69. 561-564 (1996)
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[Publications] 塚本高正 ほか4名: "地域社会における子供をとりまく環境に関する研究" 日本建築学会北海道支部研究報告集. 69. 449-452 (1996)
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[Publications] 本間 真 ほか5名: "札幌市麻生地域における高齢者の施設利用に関する考察" 日本建築学会北海道支部研究報告集. 69. 469-472 (1996)
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[Publications] 鈴木 等 ほか4名: "自由時間増大による住宅地の生活環境整備目標のパラダイムシフト -北広島団地を事例として-" 日本建築学会北海道支部研究報告集. 68. 557-560 (1995)