1995 Fiscal Year Annual Research Report
美観ゾーニングによる景観コントロールの可能性に関する研究
Project/Area Number |
07650701
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西村 幸夫 東京大学, 大学院・光学系研究科, 助教授 (20159081)
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Keywords | 美観 / ゾーニング / アメリカ合衆国 / 景観 |
Research Abstract |
1.アメリカ都市計画における非ユークリッド・ゾーニング手法について既存収集資料をもとに総覧し、都市計画全体のなかにおける美観ゾーニングの位置づけを明らかにした。 2.美観ゾーニングの具体的な規制項目と規制手法、ゾーニングの執行方法とその典型的な事例を整理した。 3.イギリス都市計画におけるデザイン・ガイドライン手法について既存収集資料をもとに総覧し、都市計画全体のなかにおけるデザイン・ガイドラインの位置づけを明らかにした。 4.米国、英国における景観コントロール手法の論理と実際とを相互に比較しつつ総括した。特に、ゾーニングによる規制とガイドラインによる規制との比較により、規制力の相違、法律上の位置づけの相違、行政実務上の手続きについて、規制の合憲性を争った判例、補償措置の有無、市民への情報公開システム、景観規制へ向けての合意形成のあり方、等についてそれぞれの特質をまとめた。 これらの成果は論文としてまとめられ、別記のように日本都市計画学会の機関誌に掲載された。
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