1997 Fiscal Year Annual Research Report
化学プラントの配管系の保全・運転・異常処理のための統合モデルの開発
Project/Area Number |
07650900
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Research Institution | KYUSHU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
松山 久義 九州大学, 工学部, 教授 (80011039)
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Keywords | 安全 / 保全 / 運転 / 異常処理 / 配管 / 支援システム / データベース / 統合モデル |
Research Abstract |
設備菅理,運転管理,異常処理の中で,最も定量的情報が得にくい設備管理について,次のような研究を行った。 (1)配管において進行する劣化現象の定性的モデルをデータベースで表現する方法の研究 配管の材質,流体の組成・温度・断面平均流速などの配管全体に共通の条件,配管部品形状,配管壁近傍の流速,乱流状態,堆積物の存在,温度揺らぎなどの局所的条件,境界層の物質・熱移動速度,局部電極の存在などのミクロな条件と劣化底度との定性的関係をネットワーク型データベースで表現した。 (2)劣化度に関する非常に少数の観測データを基にして意思決定を行うための定性的モデルの利用法の研究 上記の定性的モデルを用いて,観測データから最大劣化速度(これ以上大きい劣化速度は存在しないことが確信できると言う意味で“最大")を予測する方法を開発した。 (3)配管の統合モデルと劣化現象の定性的モデル,観測データの結合による配管管理法の開発 上記の層大劣化速度を基にして,次回検査時期,補修時期,更新時期を決定する方法論を開発した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 松山久義: "プロセス合成問題の原典" 化学工学. 61・9. 692-694 (1997)
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[Publications] Edited by H.Tominaga and M.Tamaki: "Chemicel Reaction and Reactor Design" Wiley and Maruzen, 403 (1998)