1996 Fiscal Year Annual Research Report
フッ素原子の特性を利用した生物活性含フッ素ヘテロ環化合物の高効率的新合成法の開発
Project/Area Number |
07651058
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
岡田 悦治 神戸大学, 工学部, 講師 (60203981)
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Keywords | フッ素原子 / トリフルオロメチル基 / トリフルオロアセチル基 / 生物活性 / 生理活性 / 含フッ素ヘテロ環化合物 / 複素環 |
Research Abstract |
本研究代表者が開発した新規含フッ素ビルディングブロックであるトリフルオロアセチル化された1-ナフチルアミン類(1-3)から可能な限り短いプロセスで高効率的に種々の生物活性の大いに期待できるトリフルオロメチル基を有するナフタレン環縮合複素7員環化合物、ベンゾキノリン類及びベンゾキナゾリン類等の含フッ素ヘテロ環化合物を合成する新手法を開発する事を目的として本研究を行い、次に示す成果を得た。 市販のN,N-ジメチル-1-ナフチルアミンと無水トリフルオロ酢酸との反応により定量的に合成することができるN,N-ジメチル-2,4-ビストリフルオロアセチル-1-ナフチルアミン(1)と1,2-ジアミン類、1,2-ジチオール類、1,2-ジアルコール類との新規S_NAr反応とそれに続く環化反応により、メダゼパム等の緩和精神安定薬の基本骨格であるベンゾジアゼピン環を有する含フッ素ナフトジアゼピン類をはじめとする、含フッ素ナフトジチエピン類やナフトジオキセピン類の合成に成功した。また、1とプロパルギルアミンとのN-N交換反応により、N-プロパルギル-2,4-ビストリフルオロアセチル-1-ナフチルアミン(2)を合成し、これと種々のN-、S-、O-求核試薬とを反応させ、抗菌活性の期待できる含フッ素ベンゾキノリン類の新合成法を確立した。更に、1とアンモニア水とのMe_2N-NH_2交換反応により、2,4-ビストリフルオロアセチル-1-ナフチルアミン(3)を合成し、これをアンモニア水の存在下に種々のアルデヒドと反応させる事による含フッ素ベンゾキナゾリン類の効率的な合成ルートの開発にも成功した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Etsuji Okada: "A Facile and Convenient Synthetic Method for Fluorine-Containing 1,2-Dihydropyrimidines and Pyrimidines" Heterocycles. 44・1. 349-356 (1997)
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[Publications] Etsuji Okada: "A Simple and Efficient Synthetic Method for Fluorine-Containing Benzo[h]quinolines" Heterocycles. 45・2. 339-346 (1997)