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1995 Fiscal Year Annual Research Report

腐食環境下での疲労強度シミュレーション

Research Project

Project/Area Number 07651133
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

橋本 聖史  大阪大学, 工学部, 助手 (50183554)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大沢 直樹  大阪大学, 工学部, 助手 (90252585)
Keywords腐食環境下 / 疲労強度シミュレーション / 腐食ピット
Research Abstract

腐食環境下での表面状態の調査を行い、疲労強度シミュレーションに用いる表面状態を表すパラ-メーターとして経過時間と最大腐食ピット深さの関係を選定した。
腐食の進行に伴うStress-Strain Relationを調べ、工学的観点からは腐食の進行に伴うStress-Strain Relationの変化は考慮せずとも差し支えないことを明らかにした。
腐食環境下での疲労強度シミュレーション手法として、疲労強度学、破壊力学を基にした以下の方法を提案した。
提案する、腐食環境下での疲労強度シミュレーション手法
1)腐食環境下では時間と共にサビ、ピット等が発生し、表面状態が変化するため、はじめに腐食環境(温度、乾湿、濃度など)をパラメータとして、表面状態Aと経過時間tとの関係を求める。
2)次に、各表面状態Anを有する部材に対しき裂伝播により疲労強度が支配されるとして破壊力学的手法により各条件下での疲労強度線図を求める。
3)1),2)の結果を基に線形累積被害則により腐食環境下で一定振幅荷重を負荷したときの寿命を次のように推定する。
表面状態Atの部材に対する一定振幅荷重疲労試験の寿命がNtであるとする。腐食環境下で表面状態Atのとき、一定応力振幅がn_j回繰返されたときの疲労損傷は(nj/Nt)であり、その和が1になったとき破断すると考える。
4)3)を各荷重振幅について求めることにより腐食環境下での疲労強度線図が得られる。
上記手法により若干のシミュレーションを行うとともに他の研究者により得られている腐食疲労試験結果と比較し、シミュレーションにより腐食環境下での疲労強度を推定できる可能性を見いだした。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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