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1995 Fiscal Year Annual Research Report

コムギのジベレリン非感受性変異を用いた感受性要因の分子的解析

Research Project

Project/Area Number 07660010
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

野田 和彦  岡山大学, 資源生物科学研究所, 教授 (90150135)

Keywordsコムギ / ジベレリン感受性 / 糊粉層
Research Abstract

コムギの糊粉層におけるα-amylase合成は、胚から分泌される植物ホルモンであるジベレリンの刺激により誘導されるが、α-amylaseの発現量は、糊粉層組織のジベレリンに対す感受性の高低によっても変化する。コムギでは、ジベレリンに対する感受性に関わるGai1,Gai2、Gai3の遺伝子が知られているが、これらの物質的な実態は不明である。これらの遺伝子に突然変異を起こした同質遺伝子系(Maris Hurtman)が存在するので、これらの種子糊粉層を用いて分析した。Gai1とGai2の同質遺伝子系統とGai3遺伝子をもつTordoの糊粉層組織から蛋白を抽出し、二次元電気泳動法をもちいて分析を行なった。
各系統の糊粉層組織の可溶性蛋白と膜結合の不可溶性蛋白を分析した結果、分子量の大きい2、3の蛋白にGai遺伝子の変化と連動して変化している可能性のある蛋白が推定できた。しかし、繰り返し実験において蛋白のスポットの位置、その濃度が変化するので、まだ特定の蛋白スポットに断定できなかった。また、最もジベレリン感受性の変化が激しく変わっているGai3の遺伝子の同質系統(Maringa)が新しくオーストラリアより得られたのでこの材料を中心に研究を来年度も押し進めたい。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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