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1995 Fiscal Year Annual Research Report

ファレノプシスの形質転換系の開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 07660038
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

田中 道男  香川大学, 農学部, 教授 (10115975)

Keywordsファレノプシス / 形質転換 / PLB / エンドグルカナーゼ
Research Abstract

パーティクルガンを用いて,病害抵抗性の付与が期待されるダイズβ-1,3-エンドグルカナーゼ(EG)遺伝子のファレノプシスへの導入を試み,得られた形質転換体をクローン増殖して,クローン個体への導入遺伝子の伝達を調査した.
Phalaenopsis Richard Sheffer ‘Santa Cruz'の葉片培養由来の増殖PLBを供試し,その縦断2分割切片にbar,EG両遺伝子をそれぞれ含む2種類のプラスミドDNA : pMSP38およびpUB-EGをパーティクルガンにより導入した.
DNAを打ち込んだ切片から再生した初代PLBの生長点を含む上部を幼植物体(T0)に育成するとともに下部切片からは次代のPLBを増殖させて,T2幼植物体までを得た.T01個体,T1およびT2各5個体を供試し,bar,EG両遺伝子をそれぞれ増幅するプライマーを用いたPCRによる増幅断片の検出,また,bar遺伝子産物およびEGに対する抗体を用いたウェスタン分析を行った.
その結果,ビアラホス添加培地において2系統のPLBが選抜された.これら2系統ではともにbar遺伝子の存在が示され,bar遺伝子産物の発現も認められたが,EG遺伝子は1系統にのみ存在し,EGは検出されなかった.
EG遺伝子が存在した系統のT0から得られたT1およびT2幼植物体は,いずれもbar,EG両遺伝子を保持し,また,T0,T1およびT2幼植物体でのbar遺伝子産物の発現の強さはいずれもほぼ同程度であった.
以上の結果,ファレノプシスへのEG遺伝子の導入が可能であり,得られた形質転換体においては導入された遺伝子が2回のクローン増殖の後にも消失することなく維持され,発現することが明らかになった.

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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