1996 Fiscal Year Annual Research Report
小型集材機による壮令人工林の天然生林への誘導手法に関する基礎的研究
Project/Area Number |
07660187
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Research Institution | SHINSHU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
井上 裕 信州大学, 農学部, 講師 (60021094)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅 誠 信州大学, 農学部・森林科学科, 教授 (90021055)
植木 達人 信州大学, 農学部・森林科学科, 助教授 (90221100)
林 博道 信州大学, 農学部・附属演習林, 講師 (70021087)
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Keywords | 小型集材機 / 林種転換 / 天然生林 / 複層林 / 林内相対照度 |
Research Abstract |
1)試験地の設定 (1)ますみ丘試験地50m×24m・アカマツ50年生林分 (2)手良沢山試験地40m×30m・ヒノキ70年生林分 2)林分調査 (1)ますみ丘試験地:10m×12mコドラート10ヶを設定し、各々について位置図、胸高直径、枝下高、下層木樹樹調査を実施 (2)手良沢山試験地:10m×10mコドラート12ヶを設定し、(1)と同様の調査を実施した。 3)密度試験区の設定 (1)ますみ丘試験区ではコロラ-ド10ヶを列状にA,Bに2分し、A区300本/ha、B区500本/ha密度になるよう間伐木の選定を行った。 (2)手良沢山試験地ではコドラート12ヶを団地状にA,Bに2分し、A区300本/ha、B区500本/ha密度になるよう間伐木の選定を行った。 4)伐倒・集材 (1)ますみ丘試験地では伐倒はチェンソ-、集材は小型グラップルローダーによる空中作業。 (2)手良沢山試験地では伐倒はチェンソ-、集材は小型林内作業車による地曳作業とした。 5)調査内容 (1)伐木・集材功程調査:使用機種、及び地形の相異による検討 (2)林地の撹乱状況:使用機種、及び林床の相異による影響(土壌硬度、林床植生)の検討 (3)林内相対照度の測定:間伐前と間伐後の林内照度の測定 (4)残存木の樹冠投影図の作成:今後の天然更新を観察する上の基礎調査 (5)上層木及び下層木の被害調査:更新を促すための間伐作業に伴う残存林木の被害状況調査 (6)下層木の生育状況及び下層植生の回復状況については今後地形、土壌、光、水分、温度条件等の調査と対応させて継続調査を行っていく予定。
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