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1996 Fiscal Year Annual Research Report

木材接合部の履歴特性解析

Research Project

Project/Area Number 07660205
Research InstitutionHOKKAIDO UNIVERSITY

Principal Investigator

平井 卓郎  北海道大学, 農学部, 教授 (20173205)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 辻野 哲司  岩手大学, 教育学部, 教授 (20003965)
Keywords釘接合 / ドリフトピン接合 / 弾性床上の梁理論 / 段階的線形解析 / 履歴特性 / 面圧特性
Research Abstract

平成7年度は、釘接合部の履歴特性に関し、以下のような実験的、解析的検討を行った。1.枠組壁工法用CN50釘用線材の引張試験を行い、ヤング係数、降伏点、歪硬化率を測定した。2.枠組壁工法用CN50釘と木材との片振および両振面圧試験を行い、釘接合部に両振負荷が加えられる場合、どの様な面圧挙動を示すかについて実験的に検討し、その結果から片振試験より得られたデータを、適当な補正を加えることにより釘接合部の両振解析に適用できることを確認し、基礎データの整理を行った。3.繰り返し負荷による面圧強度劣化について実験的検討を加え、定量評価を行った。4.既に主要部分を作成済みの数値解析プログラムを改良し、釘側面部からの締め付けに起因する除荷時の面圧剛性および、繰り返し強度劣化を考慮した数値解析を行い、解析精度の向上を図った。5.合板と木材の釘1面せん断試験を行い、解析方法の妥当性を検証した。
平成8年度は、同様にドリフトピン接合部を対象とし、以下のような検討を行った。1.鋼板挿入型ドリフトピン接合部の繰り返し負荷試験を行った。2.薄い試験体を用いた2面せん断型の面圧試験を行い、面圧性能のモデル化を行った。3.ドリフトピンの曲げ試験を行い、弾塑性曲げ性能を測定した。4.釘接合用数値解析プログラムの境界条件を一部書き換え、鋼板挿入型ドリフトピン接合部の履歴特性解析を行い、1.の実験結果と比較して妥当性を検証した。
上記の検討結果から、ドリフトピン接合部、釘接合部の履歴特性の相違は、接合具に締め付け力が加わっているかどうかによる面圧特性の違いに依存していることが解析的に示された。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 若島嘉朗、平井卓郎: "木材と釘の面圧性能(第1報)" 木材学会誌. 42(6). 574-580 (1996)

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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