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1996 Fiscal Year Annual Research Report

胚盤再構築による魚類の異種間キラメ個体の生物学的特性とその生殖能力

Research Project

Project/Area Number 07660230
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

山羽 悦郎  北海道大学, 水産学部, 助手 (60191376)

Keywordsキンギョ / フナ / ゼブラフィッシュ / モロコ / キメラ / 生殖細胞 / 背腹軸 / goosecoid
Research Abstract

1.昨年の製造成果より、キンギョの生殖細胞は、中期胞胚期には分化する割球が決まっており、その多くは胚盤の下部に位置するという結果が示されている。この結果を受けて、胚盤の下部の移植によりキメラ胚に移植細胞由来の生殖細胞が認められているかを確認した。受精卵10日目のキメラ胚に宿主及び移植片由来の両者の生殖細胞があることが組織学的に確認された。さらに、キンギョ及び3倍体のフナより作成された、胚盤の下部を重複させたキメラ胚が、両亜種の卵を生むことが確認された。まだ例数が少ないのでさらに研究を進行中である。
2、昨年の研究結果より、キンギョとゼブラフィッシュの間で、組織片の移植による胚盤再構築により作成されたキメラ胚には、形態形成に異常が起こるたとが示されている。そこで、少数の割球の移植による両種のキメラ胚の作成を試みた。その結果、両種間の胞胚期における約20前後の胚細胞の移植では形態形成に異常が起こらないことが示された。
3、上記2の結果は、始原生殖細胞そのものの移植なちば形態形成に異常を起こすことが無いことを示している。そこで、キンギョ及びフナ胚を用い、in vivoの始原生殖細胞を区別し分離することの可能性を検討した。キンギョの始原生殖細胞は、受精後30時間(20℃)に直径約20μの大型の細胞として胚の各部に散在することが示された。またこの時期に生体胚の外部より観察される大型細胞の約70%が、組織学的に始原生殖細胞の形態を示すことが明らかとなった。この結果を受けて、現在始原生殖細胞の分離を検討している。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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