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1995 Fiscal Year Annual Research Report

魚類の生殖腺刺激ホルモンIとIIの特異抗体の調製と測定系の確立

Research Project

Project/Area Number 07660255
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

小出 芳夫  北里大学, 水産学部, 助教授 (30225354)

Keywords魚類 / 生殖腺刺激ホルモン / 特異抗体 / 測定系
Research Abstract

サケの二種類の生殖腺刺激ホルモン(GTH)IとIIに特異的な抗体を調製する目的で、抗原としてGTHIβ、GTHIIβ、TSHβ間で構造の類似性が少なく、かつ分子表面に露出していると思われるペプチドフラグメントを合成した。合成したペプチド(GTHIβは、34-52残基CETTDLNYESTWLPRSQGV、GTHIIβは、35-53残基CVTKEPVFKSPFSTVYQHV)はHPLCで精製し、全自動アミノ酸配列機で目的のペプチドであることを確認した。各ペプチドは、巻貝ヘモシアニン(KLH)とm-マレイミドベンゾイル-N-ヒドロキシスクシニミドエステル(MBS)を架橋剤として結合させ、これを抗原として2羽のウサギに投与し、抗体を調製した。
調製した各ペプチド抗体は、ELISA法でサケ脳下垂体から調製した各GTHのサブユニットとの免疫抗叉性を検討した。GTHIβペプチド抗体は、GTHIβおよびGTHIに免疫抗叉性を示し、GTHII、GTHIIβ、GTHα1、α2およびTSHβペプチド(32-35残基)には免疫抗叉性を示さなかった。またGTHIIβペプチド抗体もGTHIIおよびGTHIIβに免疫抗叉性を示し、GTHI、GHTIβ、GTHα1、α2およびTSHβペプチドには免疫抗叉性を示さなかった。
調製したGTHIβおよびIIβペプチド抗体はそれぞれのGTHに特異的であり、二種類のGTHの測定系の確立のための抗体として十分応用可能である。

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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