1995 Fiscal Year Annual Research Report
発癌プロモーター活性物質を生産する淡水微生物およびその有害物質の免疫学的識別法
Project/Area Number |
07660276
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Research Institution | Fukui Prefectural University |
Principal Investigator |
広石 伸互 福井県立大学, 生物資源学部, 助教授 (00114190)
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Keywords | Microcystis / モノクローナル抗体 / 識別 |
Research Abstract |
形態学に依存しないMicrocystis属の種間識別法を確立する目的で、本属の種に特異的なモノクローナル抗体の作製を試みた。まず、M.aeruginosa f.aeruginosaをBALB/cマウスの腹腔内に投与し、マウスの免疫を行った。このマウスの血液を採取し、その中にMicrocystisに対する抗体が含まれているかどうかを、FITCで標識したGoat anti-mouse immunoglobulinを用いた間接蛍光抗体法で判定した。その結果、免疫を8週間行ったマウス血液中に陽性反応を確認することができたので、本法を用いると抗体の検出が可能であること、マウスに免疫が成立していることが明らかになった。次に、モノクローナル抗体を作製するために、免疫の成立したマウスの脾臓細胞とマウスミエローマ細胞をポリエチレングリコールで融合させた後、HAT選択培地を用いて融合細胞(ハイブリドーマ)のみを増殖させ、限界希釈法によってそれらの細胞のクローニングを行った。その結果、M.aeruginosa f.aeruginosaには反応するが、M.aeruginosa f.flos-aqua,M.viridisやM.wesenbergiiには反応しないモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマを得ることができた。 以上の結果から、M.aeruginosa f.aeruginosaに特異的な抗体を作製することができたと考えている。
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